副業、というか複業

前回からの続きで、山崎元さんのビジネスジャーナル連載の「耳が痛い話」からの引用です。今日は副業についてのコメントを引用させてもらいます。


公的年金が頼りなくなる今後の社会にあって、各自が老後の生活や、さまざまな経済的なリスクに備える上で、単に貯蓄や投資に頼るだけでなく、会社以外の場所で働くことができる可能性を拡大することは、極めて有効だ。

そうそうそう、て感じで、1社に自分の人的資本を全てあずけるのは生産性からして効率悪いし、成長率も鈍化しませんか。だってドウデモイイ業務とかやらされるし。

あと投資的にもリスキーですよね。複数の収入源があることはリスクヘッジになるし、何よりとっても精神的によい。なぜならそれぞれの依存度が下がるから。依存度が高いと無茶な要求にも応えなければいけないですしね。サラリーマン疲れます。

問題は、まだ多くの会社は社員の生活を独占したがる傾向が強く、社員に対して副業の禁止ないしは、厳密な許可制を適用しようとすることだ。

なぜ会社は社員の生活まで独占したがるんでしょうか?

もう時代として、社員の人生を丸ごと抱え込める企業は無きに等しく、お互い単なる契約で結ばれていることをみんな前提として会社と付き合うべきですよね。だから会社が社員の生活まで独占するのはムシが良すぎる気がします。


副業もそうなんですが、もっと認めるべきですよね。もちろん支障のない範囲で。許可という上下関係がすでに嫌。契約で結ばれてるわけだから対等であるべき。


さらに言うと「副業」ではなく「複業」の方がしっくりきますね。「副業」だと、今の会社を主としている前提ですし。


と、まあ言いたい放題なんですが、もっともっと日本がそういう方向に進んでいってくれたらなぁ、願う今日この頃です。