残業はやはり焼け太りである

こんにちは。


自分都合の残業はえてして3パターンあるように思われます。


  1. 仕事の量がハンパなく定時で回せない
  2. 仕事の出戻り多く定時で回せない
  3. 生活残業

3はもちろん論外。

で、タチが悪いのが2.の出戻り多く残業するパターン。例えば同じ処遇かつ同じ仕事量のA君とB君がいて、A君は有能で1を聞けば10知るような優等生、一方のB君は10を聞いても4くらいしか理解しないような劣等生がいるとします。


A君は何事も先読みして効率的に仕事をこなすため、ほぼ残業なしで仕事をこなします。一方のB君は仕事の能力、理解度が足りないため、頻繁に出戻り(やり直し)作業が生じて、日々残業です。結果としてB君の残業代は増えていくので、A君の方が圧倒的に有能なのにお給料はB君の方がかなり潤うという逆転現象が起こります。


これってどうなの?と思いますよね。
この現象はおそらく多くの会社で起こっていることではないでしょうか。最悪、A君は会社を見限って転職するかもしれません。そうなったら会社にとっては悲劇ですね。


もっとも人事評価で差がつく(A君が早く昇進する)ので長期的にはこの収入の歪みは是正される、という話もありますが、残念なことに残業代の差ほどに査定で差がつかないのがニッポンの会社の実態だと思います。なぜなら「残業までして会社のために頑張ってくれてる」評価がB君にもつくからです。


完全な「焼け太り」現象です。



止めましょう、残業制度。